ボルチモアムクドリモドキ(Baltimore oriole)はメリーランド州の州鳥であり、地元ボルチモア市のプロ野球チーム、ボルチモア・オリオールズの名前の由来にもなった。オスは翼と頭部は黒色だが、肩の一部と腹部は金色がかったオレンジ色をしており、色鮮やかで美しい。一方、メスはオスに比べると地味で、部分的にオレンジ色をしているものの、全体的に茶色がかった薄緑色の羽をしている。
ボルチモアムクドリモドキは渡り鳥で、夏期のみメリーランド州を含むアメリカ東部に生息している。冬期にはアメリカ南東部へ移動するものもいるが、多くはさらに温暖な気候を求めて国境を越えて南下する。
彼らは森林を頻繁に訪れ、果実や種子のほか、毛虫や昆虫などを食べる。彼らのおかげで、害虫による森林被害から森が守られているとも言える。また、民家の裏庭に、オレンジや生の果汁、ピーナッツバターを入れたエサ箱を設置するとやってくることがある。
毎年春になると、メスは木の枝の端に袋状の巣を吊るす。そしてこの木の枝に止まって、約2週間、卵を見張り続ける。ヒナが孵ると、親鳥は約2週間後にヒナが巣立つまで、2羽で協力してエサを与えて育てる。