真上から見るかぎり、チョウセンスズガエルは何の特徴もないカエルだ。緑色で黒い斑点のあるこのカエルは、周りの植物の色にうまく溶け込んでいる。だが、彼らは危険を察知したとき、自身の本当の姿を見せる。
チョウセンスズガエルは皮膚から毒液を分泌するが、事前にその事実を敵に知らせようとする。危険を感じると前足で立ち上がって背中を反らし、時には完全にあお向けになって、赤と黒の鮮やかな腹を見せる。捕食動物に対する反射行動として知られているこの動きは、食べたら死ぬぞと警告しているのだ。
チョウセンスズガエルは中国北東部や韓国、日本南部およびロシア南部に生息している。水生で、穏やかな小川や池で生活している。陸上では付近の針葉樹林や広葉樹林の中にいる。9月下旬から5月まで、腐りかけの丸太や落ち葉の山の中、時には小川の底などで冬眠する。
チョウセンスズガエルは体長およそ5センチまで成長する。とがったイボで覆われた背中は、明るい緑色や茶色がかった灰色で、腹部にイボはない。
オタマジャクシのときは藻や菌類、植物を食べ、成長してチョウセンスズガエルになると、ミミズや昆虫、貝などのさまざまな無脊椎動物を食べる。
チョウセンスズガエルはペットとして人気がある。生息域のあちこちで見かけられるため、特に保護下には置かれていない。